49日にお供えする傘餅米 7/30


この地域でお赤飯やお正月のお餅を作ってると

傘餅という供え物の注文をもらうようになりました

傘餅って言葉も初めてで、いろいろ調べて初めて知りました。

故人が49日目に六道の行き先が決まるそうです。

詳しい内容は地域や宗教でいろいろあるらしいですが、

共通してるのは、その行き先が決まった時に、苦しい目にあわないようにとお供えするものらしいです。

お餅の上に屋根のように餅米を乗せる形

7個の丸餅を花型に並べたものを7段積み上げる

7が7段で49個

お餅が柔らかいと崩れてしまい、うまく積み上げられない

柔らかすぎると重みでぺったんこになってしまう

固まってしまうと、つながらないので、これもまた崩れてしまう

ちょうどいい固さ柔らかさの時に積み上げる

そして、上に傘のように平らで丸い餅を乗せる

そして、崩れないようにお宅へお届けする

季節の節目には菱餅や正月餅、厄払いに鏡餅、一生餅

そして、祝い、門出、物事の始まりにはお赤飯

お盆には御華束

お餅は、私たちの一年一生に出番がたくさんあります

そんな大切な節目に、自分が育てたお餅を使ってもらえるなんて、本当にありがたいことです。

そして、美味しくお餅を食べてもらうために、

美味しいもち米作り、頑張れるんです。

...朽木まるきゅう ...「黒米大福」を育てるHP

お米とお菓子を作っています。 未来に残る食べ物を求めて日々研究。 このHPを学校兼研究所に見立てて、 日々の学びや研究を記録しています。